1972-03-14 第68回国会 衆議院 法務委員会 第6号
○辻政府委員 この過激派集団のいわゆる集団暴力事件でございますが、この点について適切な検察処理が、重き者は重く、軽き者は軽くという適切な検察処理が行なわれているかどうか、それを配慮しているかどうかという御指摘でございますが、この点につきまして、ちょっとこの数字の点を申し上げてみたいと思うのでございます。
○辻政府委員 この過激派集団のいわゆる集団暴力事件でございますが、この点について適切な検察処理が、重き者は重く、軽き者は軽くという適切な検察処理が行なわれているかどうか、それを配慮しているかどうかという御指摘でございますが、この点につきまして、ちょっとこの数字の点を申し上げてみたいと思うのでございます。
なお、田渕君の御要求がありました資料につきましては、委員長において調査しました結果、警視庁より連絡のありましたものにつきまして御報告申し上げますと、当日警備に際しまして負傷いたしました警察吏員は三十名に及んでおりまして、面部及び腹部の挫傷、背部の打撲傷等をこうむつておりますが、中には手術を要する者もありまして、十日以上の加療を要する者六名、五日以上の加療を要する者十一名、重き者は二十日間の加療を要する
ところで現下の情勢に鑑み現在の刑法を以てしては未だこの治安の維持に全きものではないというので、昨日も申しました通り特に犯罪の重き者に対し、又その影響の重大なる者だけに対しまして、先ほどお話のような例えば殺人とか放火とか、強盗も入つておりますが、強盗とか爆発物取締罰則といつたような非常に重い者だけにつきまして予備、陰謀といつたような拡張の形式も一方ございます。
第六に、戰歿者遺族及び戰傷病者等の援護措置については、政府提案は薄きに過ぎるために、我々は他会派の同調を得て、未亡人、扶養者のない老年者に対する遺族年金の倍増、身体障害者のうちで特項症より第二項症までの障害程度の重き者に対する障害年金の増額、一時金交付の範囲の拡大等をなし、政府提出の歳出予算総額の枠内において可能な最小限度として六十億円の増額を企図し、その見返財源として政府機関運営費より四十億円、予備費
この内六百名程は釈放いたしましたが、千名程は裁判にかける、メノハー准將のお言葉によりますと、重き者はすべて軍事裁判にかけて処断をする、朝鮮に送り返すというつもりである、それから軽き者は言葉の関係その他から、日本裁判権に移讓するからして、裁検事を増員して、敏速果敢に裁判すべきことを要請せられておるのであります。
メノハー准將が私に語られたところによりますと、大体重き者は軍事裁判で審議する、そして処罰した上で朝鮮に送り還すというような御方針のようであります。軽き者は言葉その他の關係から、日本の裁判権に移讓するゆえに、日本の裁判所は、檢察廳も人員を増加して、敏速果敢にこの裁判を処理すべきことを要請せられているのであります。
現地司令官のお話によりますると、事態の重き者は軍で直接に軍事裁判に付して裁く、事案の軽き者は、言葉の関係もあり数も非常に多いのであるから、日本の裁判所に引渡すからして、日本の檢察廳並に裁判所において敏速に処理すべきことを命ぜられておるのであります。判事檢事等を増員いたしまして適当に裁判を促進する予定であります。
メノ八一司令官の私に語られたところによりますれば、重き者は、内外人を問わず軍事裁判に付して処罰をし、その上朝鮮に送還するという考えである。軽き者は、言葉の関係もあり、取調べの敏捷化という点から、日本裁判権に移す。日本の檢察廳と裁判所は増員して敏活果敢にこの裁判を完了すべきことを要請せられておるのであります。これが神戸における概況であります。
こういうことにいたしたわけでありますから、その場合と均衡が取れないということについては、私も遺憾に存じまするが、併も程度の重き者は、殊にその檢事その人の故意、過失を疑われるような者は、この條文によつてやはり損害の賠償を要求することができるのだ、こう解釋願うことによつて、十分に國民の權利が尊重されるのではないかと存ずるのであります。